最適設計の数理とその実践

日程
2018年 2月26日,27日
会場
筑波大学 東京キャンパス 文京校舎
本文 製品設計において数値解析が日常的におこなわれるようになってきたことを背景として, 数値解析の結果を使って設計を最適化することに関心が向けられるようになってきました. 本セミナーでは,数値解析で使われた数値モデルをそのままの自由度で形状を最適化するための理論とアルゴリズムについて解説します.

最初に,簡単な有限自由度の最適設計問題を取り上げて,一般の最適化問題と比較したときの最適設計問題の特徴について考えます.その上で,必要となる最適化理論について解説し,最適設計問題を解くためのアルゴリズムについて学びます.これらを基礎として,数値解析で扱われるような偏微分方程式の境界値問題が定義された領域を設計対象にしたときの形状最適化問題の構成法と解法に拡張していきます.その際,関数解析の成果が有効に利用されます.基本的な原理を踏まえた上で,最後には,製品設計への 応用例を紹介し,FreeFEM++ を用いた実習もおこないます.
主催 日本応用数理学会
産業における応用数理研究部会,数理設計研究部会,連続体力学の数理研究部会,メッシュ生成・CAE研究部会,ものづくり研究会

お問い合わせ先

井手 貴範
e-mail: i24824_ide__AT__aisin-aw.co.jp

詳細web

http://na.cs.tsukuba.ac.jp/acmi/?p=462