講演会

第44回 AI・データ利活用研究会

関連性
共催
日程
2022年12月16日
会場
オンライン開催
応用数理学会会員の皆様へ

本研究会は、日本応用数理学会の協力のもとに、産業界で進行するAI・データの利活用、
そのメカニズムを解明する理論研究の調査を進めることを目的として、不定期に開催するものです。
広く学界、産業界、社会人に公開しています。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

講演者: 谷本 啓(日本電気株式会社)
題目: 意思決定のための因果推論
概要: データ分析で高い精度が得られたとして、「結局いくら儲かる(嬉しい)の?」という問いにどう答えればよいのでしょうか。
それには予測を活用した意思決定を考えることが必要です。因果推論は、投薬や広告や値下げといった意思決定の結果を予測する汎用的な枠組みであり、
この答えに近づくものです。ただ、因果推論は教師あり学習のようにデータ分割さえ気をつければ誰でも使えるツールではなく、
手法の仮定や性質を理解し人間の知識と組み合わせて使う必要があります。本講演でその大枠を掴んで頂くことを目指します。
まず、通常の予測分析を支える教師あり学習と因果推論の問題設定を比較し、因果推論的な精度が意思決定の良さに繋がることを示します。
その上で、基本的な因果推論法を紹介し、最新の研究動向も交えながら、因果推論の問題設定や技術、
またそもそもどのような仮定の下で可能なのかについて知見を共有します。

参加について:
Zoomウェビナーを用いたオンラインでの開催となります。
参加ご希望者は下記より事前登録下さい。
https://zoom.us/webinar/register/WN_LUOdNbBLSb2GrYVklZ1ttQ
ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。

主催

MMDS (大阪大学数理・データ科学教育研究センター)

参加費

無料

お問い合わせ先

氏名:松原繁夫
Eメール:mmds-questions__AT__sigmath.es.osaka-u.ac.jp

詳細web

https://www-mmds.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/structure/activity/ai_data.php?id=46