MIMS共同研究集会 “幾何学・連続体力学・情報科学の交差領域の探索(II) -視点をかえてみる力-“

投稿者
俣野 博(明治大学先端数理科学インスティテュート)
日程
2021年12月 3日(金) 9:50-, 12月4日(土) 10:00-
会場
ハイブリッド開催 組織委員、講演者のみ対面/参加者はオンライン
概要
「力と形と情報」をキーワードに12名の講演者による研究発表会

本研究集会の目的は、非線形数学、物理学、材料力学から細胞生物学にいたるまで異なった研究領域で活動する研究者が集い、(どれも広い意味での)「力と形と情報」をキーワードに研究発表と討論を行います。
特に「視点を変えて見る」ことの重要性を強調したい。視点を変えると、同じことの違った側面が、また、違ったことの似た側面が見えてくる。それには研究の対象や手法を広げるという実際的な益があるし、人間が世界の見方を深めるという意義もある。そしてその新たな視点から得た景色を受け入れるためには,形やその変化(変形)に対する視覚や触覚に由来する直感-なかば強引に”力学的直感”と言い換えたい-が鍵となろう。そんなことを念頭に力と形と情報の間の導通性のある接点を求めて議論をしたい。

参加登録

事前登録制です。下記 web よりお申し込みください。お申込み・詳細につきましては、下記 web をご参照ください。

Program
12月3日(金)
9:50 – オープニング
10:00-11:10 水野英如 (東京大学), ガラスの階層的力学特性
11:10-12:20 田中展 (大阪大学), 周期構造の低自由度モデル(メカニカルメタマテリアル)とその非線形力学解析
12:20-14:00 昼休
13:30-13:50 ショートトーク: 木村正人 (金沢大学), バネ質点系を用いた弾性体近似とメタマテリアル
14:00-15:10 伊藤弘道 (東京理科大学), ある非線形(粘)弾性体モデルの数学解析
15:10-15:50 休憩
15:20-15:40 ショートトーク: 山口哲生 (東京大学), 超音速すべり摩擦
15:50-17:00 西浦廉政 (北海道大学), 散逸系におけるマクロな粒子性と波動性
17:00- 討論

12月4日(土)
10:00-11:10 篠本滋 (国際電気通信基礎技術研究所(ATR)), 力学系研究とAI技術との融合
11:10-12:20 泉田啓 (京都大学), 蝶の羽ばたき飛翔に観られる流場とその機能
12:20-14:00 昼休
13:30-13:50 ショートトーク: 田中良巳 (横浜国立大学), 浸透圧って何だっけ?
14:00-15:10 谷本博一 (横浜市立大学), 細胞の中ではたらく物理的な力
15:10-15:50 休憩
15:20-15:40 ショートトーク: 住野豊 (東京理科大学), 不釣り合いな実効的相互作用がもたらすコロイド粒子の集団運動
15:50-17:00 馬渕一誠(大妻女子大学), 細胞質分裂の研究
17:00- 討論

お問い合わせ先

明治大学先端数理科学インスティテュート
e-mail mims__AT__mics.meiji.ac.jp

詳細web

http://cmma.mims.meiji.ac.jp/events/jointresearch_seminars/index_2021.html#006