MIMS共同研究集会 高度な自動運転を実現するための数理の現状と課題
- 投稿者
- 俣野 博(明治大学先端数理科学インスティテュート)
- 日程
- 2022年 3月11日(金)
- 会場
- Zoom Webinarによるオンライン開催
- 概要
- 「高度な自動運転を実現するための数理の現状と課題」をテーマにした講演と議論
明治大学自動運転社会総合研究所(MIAD)では、対馬で自動走行車社会を構築すべく自動走行車の実証実験を行っている。その経験を基に、持続性を持たせるための要件について、Maas(Mobility as a Service)について議論する。
技術的に、自動走行車に最も重要な点は、安全・安心である。
安全に関しては、ヒヤリハット事故集などの模範例をエネルギー最適制御で用意しておき、因果の分かる、高速・高精度の機械学習技術を用いて、ヒヤリハットのタイプと模範解を迅速に選択することについて議論する。
更に、自動走行車はハイブリッド電気自動車などモーター駆動を利用する。これに対し、唯一リアルタイムで処理でき、エネルギー回生も可能なエネルギー最適制御側の積極的利用が期待され、その適切な使用法について議論する。
また、自動走行車の場合、不安な感情も芽生える。車酔いなど含めて振動学的な観点から、そして音響学的な観点からも議論する。
更に、これまで実装実験が中心であったところ、ドライブシミュレーターでの可能性について議論する。以上について、3月11日に次のプログラムで実施する。
組織委員
萩原一郎(明治大学)、内田博志(福山大学)、岸則政(東京大学)、谷口隆晴(神戸大学)、
古川修(芝浦工業大学)、岡村 宏(芝浦工業大学)、ルイスディアゴ(明治大学)、
安部博枝(明治大学)、南畑淳史(中央大学)、俣野 博(明治大学)スケジュール
視聴参加申込は下記詳細 web の申し込みフォームからお申し込みください。
プログラム
10:00-10:30
萩原一郎(明治大学)
「高度な自動運転を実現するための数理の現状と課題」開催趣旨
10:30-11:00
古川修(芝浦工業大学/明治大学)
「対馬市での自動走行実験の現状と将来」
11:00-12:00
内田博志(福山大学)
「ハイブリッド電気自動走行車の位置制御及びエネルギー回収のためのエネルギー最適制御の導出」
13:30-14:00
福島正夫((株)三技協)
「自動運転車の遠隔監視に資する通信の役割」
14:30-15:00
岡村宏(芝浦工業大学/明治大学)
「Maas研究の現状と課題」
15:15-15:45
ディアゴ・ルイス((株)インターローカス/明治大学)
「自動走行車における機械学習の役割-ドライブシミュレータでの検討」
15:45-16:15
石濱正男(神奈川大学/明治大学)
「自動走行車における音響工学の役割」
16:15-16:45
藤井秀樹(東京大学)
「シミュレーションを用いた未来のモビリティ社会の検討」
16:45-17:15
滝川桂一(明治大学)
「自立型自動運転社会の実現に向けなすべきこと」
17:15-18:00
総合討論
お問い合わせ先
明治大学先端数理科学インスティテュート
e-mail mims__AT__mics.meiji.ac.jp
詳細web
http://cmma.mims.meiji.ac.jp/events/jointresearch_seminars/index_2021.html#002