セミナー
セミナー「量子情報処理の現状と展望」(核融合研)
- 投稿者
- 星健夫(核融合科学研究所)
- 関連性
- 一般
- 日程
- 2024年4月17日
- 概要
- 伊藤伸泰氏(理研)による講演「量子情報処理の現状と展望」および懇親会です。
核融合研では、理化学研究所の伊藤伸泰氏をお招きし、 「量子情報処理の現状と展望」と題した談話会及び懇親会と、翌日に意見交換 会を開催します。
題目:量子情報処理の現状と展望
講師:伊藤伸泰(理化学研究所計算科学研究センター)
http://www.nifs.ac.jp/about/reio/fss/240417.html
場所:核融合科学研究所 / ハイブリッド開催
タイムテーブル:
4月17日(水)
14:30-16:00 講演「量子情報処理の現状と展望 」
16:00-17:00 質疑応答
17:30- 懇親会(研究所内食堂, 3000円程度,要:事前申し込み(受付締切:4月 10日16:00))
4月18日(木)
9:30-11:00 意見交換会(第1会議室)
使用言語:日本語、講演資料:日本語
参加登録方法:対面・オンライン参加に関わらず、上記URLから登録してください
注:詳細は上記ウェブページを参照してください.
講演内容:
量子力学的な状態を活用した量子コンピュータや量子通信は情報技術を革新す ると期待され、精力的な研究・開発が進められている。未だ広く実用化するに は至ってはいないが、これまでに断熱変化を応用して最適化問題を解くアニー リング型およびユニタリー変換を逐次施して一般的な問題を解くゲート型の量 子コンピュータや、改竄・盗聴が不可能と考えられる量子暗号通信などが実現 している。現在、実用化に向けた研究開発のステージに移行しつつあり、これ までの「古典的な」情報処理技術では達しえなかった処理の実現や処理に要す るエネルギーコスト低減への期待を実現すべく情報通信システムへの統合が試 みられ始めている。
本講演では、現在のスーパーコンピュータを活用して量子情報の研究・開発を 進める試みとして、「富岳」に量子コンピュータを組み入れてハイブリッド化 する試み及び「富岳」による量子情報処理のシミュレーションの現状を紹介す る。
講師略歴:
1991年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了(理学博士)
1991年 日本原子力研究所情報システムセンター研究員
1995年 東京大学工学部物理工学科講師、1997 年10月より助教授を経て准教授
2012年 AICS離散事象シミュレーション研究チーム チームリーダー
2021年 国立研究開発法人理化学研究所 R-CCS 量子HPC連携プラットフォー ム部門 量子計算シミュレーション技術開発ユニット ユニットリーダー
場所
核融合科学研究所/ハイブリッド開催
お問い合わせ先
氏名:星健夫
Eメール:hoshi.takeo__AT__nifs.ac.jp
詳細web
http://www.nifs.ac.jp/about/reio/fss/240417.html