コロキウム

【事前登録制に変更】第50回現象数理学コロキアム

投稿者
西森拓(明治大学先端数理科学インスティテュート)
関連性
一般
日程
2024年7月23日(火)17:00-18:00
概要
米山高生氏「経済価値ベースのソルベンシー規制の現状と課題:保険のビジネスモデルの観点から」

開催50回の節目にお迎えいたしました米山高生先生によるご講演概要発表以来、
参加のご要望が非常に多く寄せられ、すでに大盛況につき、当初の予定から変更いたしまして事前登録制を設けることとなりました。すでに事前のお申込みは不要とのご案内もいたしておりますので、未登録の場合もご参加いただけますが、当日ご来場いただく際に、ご登録がお済ですと受付が大変スムーズにご案内できますので事前のお手続きを推奨いたします。
参加費無料、どなたでもご参加いただけます。
こちらより https://forms.office.com/r/gw2XbpWcHB?origin=lprLink アクセスいただきお申込みください。
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明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)では、現象数理学の最先端で活躍されている方々によるコロキアムを開催しています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
[講演者]    米山高生氏 YONEYAMA Takau 氏 (明治大学、一橋大学 名誉教授)
[題目]    「経済価値ベースのソルベンシー規制の現状と課題:保険のビジネスモデルの観点から」
[講演概要]  2025 年より保険業の資本規制が大きく転換する。この転換は、約145年の歴史を持つわが国近代保険業における大転換であるといえる。この大転換が、それがなぜ、何のために、どのように行われるのかということを解説するとともに、そこにいかなる課題があるのかということを明らかにする。
制度設計の観点からいえば、経済価値ベースのソルベンシー規制については、二度にわたる有識者会議において、十分に議論を尽くしてきたことなどから大きな問題はない。
しかしながら、規制の変化は、市場のみならず、企業の内部統制にも影響を与える。そのような課題については、保険業のビジネスモデルという観点から理解することが有用である。ビジネスモデルという観点からいえば、今回の改革は、保険の金融空間(数理空間)が全面的に拡張されることである。
その結果、保険は特殊な契約(規制)空間ではなく、他の金融機関と同じ、金融空間(数理空間)を広く共有するビジネスであることが理解できる。課題解決にあたって、数理ファイナンスの学術的発展が大いに期待されるゆえんである。

場所

明治大学 中野キャンパス高層棟6階 研究セミナー室3

お問い合わせ先

明治大学先端数理科学インスティテュート
Eメール:mims__AT__mics.meiji.ac.jp

詳細web

https://cmma.mims.meiji.ac.jp/visitors/#050