ワークショップ

「核融合分野へ貢献する加速器」ワークショップ

投稿者
奥野 広樹(理化学研究所)
関連性
一般
日程
2025年4月17日
概要
核融合分野に貢献する加速器について、要求される仕様を伺うと共に、その実現可能性を議論します

ムーンショット目標10*「2050年までに、フュージョンエネルギーの多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現」内のプロジェクト「革新的加速器技術による大強度中性子源と先進フュージョンシステムの開発」に関係しますワークショップのご案内をさせていただきます。

よろしくお願い申し上げます。

ワークショップ「核融合分野へ貢献する加速器の仕様と実現可能性
日時:2025年4月17日10-17時(予定)
開催形式:ハイブリッド開催(対面会場:国立開発研究法人
JST東京本部別館(K’s五番町)1階ホール)
URL:https://indico2.riken.jp/event/5142/
問い合わせ先:ms10okunoproject(at)ml.riken.jp ((at)は@に変えてください。)
内容:
内閣府ムーンショット目標10プログラム「2050年までに、フュージョンエネルギーの多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現」内のプロジェクトである奥野プロジェクト「革新的加速技術による大強度中性子源と先進フュージョンシステムの開発」は2024年末にスタート致しました。このプロジェクトは、新しい加速器技術を核融合分野に展開し、フュージョンエネルギー開発にパラダイムシフトを起こすことを目標としております。技術的な挑戦は、加速器の大強度化と小型化です。具体的には、1アンペア級のイオンビームを高周波加速する技術を開発し、大強度中性子源を開発する事とCARA(自動サイクロトロン共鳴加速器)により、ビーム駆動の小型核融合炉を開発することにあります。これらの加速器を用いて、「核融合燃料の生成」「中性子材料照射試験の加速」「高周波加速型の高エネルギーNBI」「高エネルギーボロンビームのFRCプラズマへの入射と蓄積」等を主な成果として考えております。これらを達成する為の加速器の仕様(イオン種、エネルギー、電流値)を決めるにあたっては、核融合分野の方々からのご意見や要望をお聞きし、オープンな議論の上で決める必要があると考えます。また、他のビームの使い途についてもお聞きしたいと思います。また、加速器分野の方々から、このような加速器の実現可能性についてコメント頂くと共に、もし、同じ仕様を満たすような他の加速方式のものがあればご提案いただきたく思っております。

以上の目的の為、ワークショップ「核融合分野に貢献する加速器の仕様と実現可能性」を開催します。皆様のご参加を心よりお待ちしております。ご参加いただける方はRegistrationページより登録を宜しくお願い思います。加速器の概要と想定している使い途については、ワークショップホームページ内の「ワークショップ資料」に掲載しました。特にこのスライドの最後のページの表をご覧いただいて、ご意見、提案等のある方は、短時間でも構いませんので発表していただきたくお願いします。宜しくお願いします。

プログラム(仮)
4/17(木)
10:00 1A重陽子線形加速器とCARAの概要説明(奥野広樹 理研)
11:00 加速器に関するコメント(高山健 KEK)
11:30 プラズマ装置に関するコメント(岸本泰明 京大)
12:00 昼食
13:00 議論
核融合分野からの要望と加速器の目標パラメータ
加速器分野からのコメント
他分野からの要望
他の加速方式の提案

場所

JST東京本部別館(K’s五番町)1階ホール

お問い合わせ先

氏名:奥野広樹
Eメール:okuno_AT_riken.jp

詳細web

https://indico2.riken.jp/event/5142/