研究部会だより

ウェーブレット研究部会の紹介

2020年02月03日

守本 晃

もりもと あきら

大阪教育大学

ウェーブレット研究部会は,ウェーブレットの理論・応用に関する研究の振興を目指し,研究発表の機会や情報交換の場を提供するために,2005 年4 月から研究部会となり現在に至っている.アドバイザーが山田道夫(京都大学),主査が芦野隆一(大阪教育大学),幹事(50 音順)が,木下保(筑波大学)・藤田景子(富山大学)・ 萬代武史(大阪電気通信大学)・溝畑潔(同志社大学)・守本晃(大阪教育大学)である.また,JSIAM Letters の編集委員が木下・萬代・溝畑である.部会員が約35 名で,ウェーブレット研究部会メーリングリストの登録者数が約150 名である.前回の研究部会だより(2016年1月)以降の活動状況を簡単に述べる.

応用数理学会の年会と研究部会連合発表会では,毎回2 から3 コマのオーガナイズド・セッションを企画し部会員に研究発表の場を提供するとともに,様々な研究者の方々に特別講演をお願いした.

ウェーブレット研究部会セミナーを年数回開催している.これは,ウェーブレットについて日頃興味をもっていることや疑問に思っていることなどを気軽に話し合うセミナーで,内容は研究発表や論文紹介・チュートリアル,問題提起など様々である.さらに,ウェーブレットセミナーを月に一回ほど開催し情報交換を行っている.

主査・幹事たちは,研究部会以外にも研究集会・国際会議のセッションを企画し,研究発表の機会や情報交換の場を提供している.

数学アドバンストイノベーションプラットフォーム(AIMaP)のサポートの元に京都大学数理解析研究所で“時間周波数解析と多次元ウェーブレット解析に関連した”共同研究,および大阪教育大学ワークショップ「ウェーブレット理論と工学への応用」を毎年開催している.

毎年,国際会議ICWAPR(the International Conference on Wavelet Analysis and Pattern Recognition) のオーガナイズド・セッション開催に協力している.

2017年と2019年の国際会議ISAAC(The International Society for Analysis, its Applications and Computation) において,セッションWavelet theory and its Related Topics をオーガナイズした.

ウェーブレット研究部会のホームページは,
http://webas.as.osakac.ac.jp/wavelet/index.php
である.