学術会合報告
第14回 研究部会連合発表会 (@大阪大学)報告
2018年07月24日
中澤 嵩
なかざわ たかし
大阪大学
2018年3月15日-16日の二日間,日本応用数理学会・第14回連合研究部会が大阪大学吹田キャンパスで開催されました.今回,開催させて頂きました連合研究部会では,研究部会OSとして15セッション,更には女性研究者にとっての情報交換の場として「女性研究者ランチミーティング」が開催されました.また,前日の3月14日には,学生と若手研究者との研究・人的交流を促すために,若手の会主催による「応用数理-学生・若手研究者のための研究交流会-」が催されました.終日通しての全講演数は136件で,参加者数としては280名もの方々に来阪して頂きました.ここでは,実行委員会を代表しまして,連合研究部会の準備から終了に至るまでの報告をさせて頂きます.
まずはじめの業務として,7月頃から日程と会場を調整・確定することにありました.その際,①日本数学会等の関連する他学会と日程が重ならないこと,②会期中に騒音の原因と思われる工事等の予定が入っていないこと又は各種試験が開催されていないこと,③会場においてマイク・スライド・WiFiが完備されていること,④会場と本部・休憩所が比較的近いこと,⑤300名程度の参加者が昼食を取れる生協・レストラン棟が近くにあること,⑥出来るだけ無料で会場を予約できること等を考慮しました.
11月には,第一回のWGを開催し,役割分担やスケジュールの確認・共有を行いました.実行委員会を構成するにあたっては,数理医学研究部会が中心となり,大阪大学の数理・データ科学教育研究センター(MMDS)や基礎工学部,工学部,大学院情報科学研究科の教員もまた参画して頂きました.具体的な実行委員会は下記の通りです.
委員長/鈴木貴(数理医学研究部会)
副委員長/石渡通徳(数理医学研究部会)
書記/中澤嵩(大阪大学MMDS)
委員/降旗大介(大阪大学CMC)・山口雄太郎(大阪大学大学院情報科学研究科)・丸田章博(大阪大学工学部)・堀本康文(大阪大学MMDS)・宮西吉久(数理医学研究部会)
事務/牧野恭子(数理医学研究部会)・篠原凡子(大阪大学MMDS)
幹事/中口悦史(JSIAM)
広報/鈴木譲(大阪大学基礎工学部)
参与/関根順(大阪大学基礎工学部)
例年と比較しますと少し遅れましたが2017年12月中旬から申し込みを始めることにしました.この時期から本格的に実行委員の先生方と,物品購入やアルバイト学生の手配,ケータリングやお弁当の調整などを進めていきました.特に,昨年度の連合研究部会では参加者が325名にものぼったため,余裕を持って350名分に対応できるように準備しようと考え,武蔵野大学から郵送して頂いた引継ぎ品から足りない物品を新たに購入することになりました.それと同時に,各OSの講演者・講演タイトルが決まりつつあったので順次,プログラム作成を進めてまいりました.
2018年2月中旬頃には第二回のWGを開催し,開催当日までの最終的なスケジュール,特に前日の準備作業に関する項目を実行委員の先生方と確認しました.2月末頃には事前参加登録が終了したため,会期中の受付の混雑を緩和するためには必要な作業だと考え,登録済みの領収書・名札等をクリアファイルに封入する作業を行いました.
3月14日には,豊中キャンパスから吹田キャンパスへ物資を移動させ,事前準備を行いました.それと同時に若手の会による「応用数理-学生・若手研究者のための研究交流会-」が開催されました.3月15日の連合研究部会当日,午前中には短時間で多くの方が受付に来られましたが,領収書・名札等をクリアファイルに封入していたため,少ない労力で対応することが可能となりました.さて,連合研究部会のプログラムでは,初日は,5会場に分かれてのパラレルセッションが行われ,昼にはLetters 編集委員会と午後には研究部会連絡会が開催されました.二日目は,初日と同様に5会場に分かれてのパラレルセッション及び昼には女性研究者ランチミーティングを執り行いました.筆者は,運営する立場であったので本部で待機しておく必要があったのですが,他の実行委員の先生方にお願いをして,二日目のOSである“数理設計”に参加・講演させて頂きました.休憩室では,無料WiFiアカウントやお茶菓子を用意していたため,多くの方が利用して頂けたようです.
これまで筆者は,300名程度が参加するイベントの取り纏めを行ったことが無かったため,準備と若手の会を含めて3日間の会期中は勿論のこと,それまでの準備段階では実行委員の先生方には大変お世話になりました.この場をお借りして御礼申し上げます.